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カーポートの修理に火災保険は使える?申請できるケース4選を解説
保険
ごとう研究員
2024.06.21

カーポートの修理に火災保険は使える?の疑問に火災保険のプロであるごとう研究員が具体的なケースを紹介しながら答えます!

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カーポートの修理に火災保険は使える?申請できるケース4選を解説

目次

1.  はじめに

住宅には様々リスクが潜んでいます。例えばカーポートの屋根が台風で壊れたら、その修理費用は大きな負担となりますね。

しかし、そんなときに火災保険が役立つことをご存知でしょうか?

この記事では、火災保険でカーポートの修理が可能なケースについて詳しく解説します。この記事を読んで、火災保険を有効活用するための知識を身に付けてください。

2. 火災保険でカーポートが補償される条件

火災保険は、カーポートの修理にも使用できる可能性がありますが、そのためには条件があります。

2-1. 火災保険ではカーポートは建物扱い

火災保険には「建物」と「家財」が補償の対象として含まれますが、通常、カーポートは建物として認識されます。

建物への補償は通常火災保険に含まれているため、カーポートも対象となります。

ただし、後付けでカーポートを設置した場合は、保険会社や担当代理店に連絡し、補償の対象となるか確認しておくと安心です。

2-2. 火災保険の補償範囲

火災保険の補償範囲は火災だけではなく、その他の事故や自然災害など多岐に渡ります。

自然災害で申請が多いのは風災やカミナリなどで、事故でいうと水道管らの水漏れで建物が被害を受けた場合なども補償の対象になります。

これらの事象のうち、実際にどこまで補償できるかは、保険会社や選択したプランによるので、ご自身の契約内容を確認してみましょう。

3. 火災保険でカーポートの修理ができるケース

ではカーポートの修理の場合、どのようなケースで傘保険が使用できるか、代表的な具体例を見てみましょう。

3-1. 台風や強風でカーポートが倒れた(風災)

風災補償は、台風や強風による損害をカバーします。

例えば、強風でカーポートが倒れた場合、修理費用が補償されます。

風災は火災保険の中では一番申請額が大きい項目です。それだけ発生頻度や被害額が大きいということなので、多くの方が付けている補償です。

3-2. 洪水や土砂崩れでカーポートが倒れた(水災)

水災補償は、水害による損害をカバーします。例えば、洪水や土砂崩れでーポートが倒れた場合、修理費用が補償されます。

ただし、水災補償には「建物が床上浸水した場合」や、「建物の損害が⚪️⚪️%を超えた場合」などの条件があるので、注意が必要です。

また、ご自宅にどれだけの水害のリスクがあるかは国土交通省のハザードマップで簡単にチェックできるので、ぜひ確認してみてください。

3-3. ひょうでカーポートの屋根が壊れた(ひょう災)

ひょう災補償は、雹による損害をカバーします。

例えば、雹でカーポートの屋根が壊れた場合、修理費用が補償されます。

ちなみに、ひょうが激しく降ってカーポートだけでなくその地域一帯の車が被害を受けるといった自然災害がまれに発生しますが、車は自動車保険の車両保険で補償されることになるので注意が必要です。

3-4. 雪の重みでカーポートの柱が曲がった(雪災)

雪災補償は、雪の重みや圧力による損害をカバーします。

例えば、雪の重みでカーポートの柱が曲がった場合、修理費用が補償されます。

4. 火災保険でカーポートの修理ができないケース

4-1. 経年劣化

経年劣化や通常の摩耗によるカーポートの損傷は、火災保険の補償対象外です。

例えば、長年の使用で錆びたり腐食した柱の修理費用は補償されません。

ここは保険に頼らず、メンテナンスは定期的に行いましょう。

4-2. 施工不良

不適切な取り扱いや施工不良によるカーポートの損害は火災保険の補償対象外です。

例えば、設置時のミスや誤った使用で生じた損傷は補償されません。

4-3. 契約内容に含まれない補償内容

実際にどこまで補償できるかは、保険会社や選択したプラン次第です。

例えば契約に風災補償が含まれていなければ、台風でカーポートが破損しても補償されません。

ご自身の契約内容をしっかり確認しておきましょう。

4-4. 契約期間外や申請期限を過ぎた場合

一般的には、被害発生から3年を過ぎて申請した場合、修理費用は補償対象外となります。

いずれにしても保険金申請をするためには写真や文面で状況を説明する必要があるので、事象が発生した時点ですぐに保険会社や担当の代理店に連絡しましょう。

4-5. 免責金額以下の修理費用

火災保険には免責金額が設定されており、修理費用がこの金額を下回る場合、補償を受けることができません。

例えば、免責金額が5万円で、カーポートの修理費用が3万円の場合、この修理費用は自己負担となります。

免責金額は契約内容により異なるため、契約時に確認しておくことが重要です。

5. 火災保険を利用したカーポート修理の流れ

基本的な流れは以下のとおりです。

ステップ1:保険会社への連絡

ステップ2:必要書類の提出

ステップ3:現場調査・審査

ステップ4:保険金の受け取りと修理

詳しい火災保険の申請の流れや注意点は「エアコンの故障に火災保険は使える?補償内容と申請方法を解説」で詳しく説明していますので、こちらを参考にしてみてください。

6. まとめ

ここまでカーポートの修理に火災保険が使用できるパターンについてご説明してきましたが、いかがでしたか?

今回の知識はカーポートに限らず、火災保険全体の仕組みの理解にもつながるものなので、ぜひ覚えておいてください。

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この記事を書いた人

五島 圭祐(ごとう けいすけ)

デジタル保険代理店である株式会社ラムネ共同代表取締役CEO。大学卒業後、ソフトウェア開発会社で10年以上働いたのち、カルフォルニアに移住。2022年にラムネを起業。以来、火災保険を中心としたネット保険の販売に従事している。

デジタル技術を活用して保険業界に革新をもたらし、お客様一人ひとりの考え方やライフスタイルに合った保険商品を提供することに情熱を注いでいる。

監修

青木 計成(あおき かずなり)

デジタル保険代理店である株式会社ラムネ共同代表取締役COO。大学卒業後、ソフトウェア開発会社、外資系保険会社を経験し、福岡県にある実家の保険代理店を継ぐ。その後、2022年にラムネを起業。得意分野は火災保険で、2,000件以上の取り扱い経験がある。

大切な家族や生活を守るという保険本来の価値を広く伝えるべく、新たな取り組みに挑戦している。

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