保険に加入すべきかどうかの判断基準を保険の役割の観点から、ごとう研究員がレポートします。
こんにちは。ラムネCEOの五島です。生きていると、保険に加入するかどうか迷う局面って、結構ありますよね。
航空券を買ったときに聞かれたり、スマホの保険を見かけたり、少し前ではコロナ保険なんていうのも世間を賑わしていました。
判断することってかなりのエネルギーを使うので、今後もそういう機会が少なからずあると思うと、なるべく考えなくても済むようにしたいものですね。
なので今日は、ぼくが考える「保険に加入するかどうかの基準」を保険の役割の観点からお伝えしたいと思います。
これで少しは迷わずに済んで、お金もエネルギーも節約できると思うので、ぜひ最後まで読んでいってください!
結論からいうと、民間の保険でカバーすべきリスクは損失額が大きくて頻度が少ないものです。
損失額が大きくて頻度も大きいものは、近づかない。それができないものは社会保障でカバーされています。
損失額が小さいものは、頻度に関わらず、貯蓄でカバーしたほうがいいと思います。
その理由を、これからご説明していきます。
保険は損か得かでいうと、確率的には必ず損をするものです。これはなんとなく直感で分かるかもしれないですが、保険を維持するための経費を考えたら、全額が戻ってくることは期待できないですよね。
実際、損害保険の場合、保険金として分配されるのは5割〜7割といわれています。つまり期待値としては払った保険料の5割〜7割しか戻ってこないということなので、賭けとしてはかなり分の悪いものといえますね。
では、なぜ保険が必要なのか?それは自分では賄いきれない突発的な損失をカバーするためです。
例えば、家が燃えてしまい、建て直すのに2,000万円が必要となってしまった場合。または、人を怪我させて、賠償金が1,000万円必要となってしまった場合。
こうなると貯蓄で賄うとはいってられなくなる人がほとんどだと思います。さすがにこのケースでは損得とはいってられないですよね。
例え確率的には損をすることを分かっていたとしても、火災保険や賠償保険が必要な理由はここにあります。
逆にいうと、貯蓄でなんとかなるものであれば、わざわざ損をする保険に入るよりも、その分を貯蓄に回したほうがいいということです。
使わなければ自由に使えますし、例え一時的にトラブルで出費がでてしまっても、長い目でみれば取り返せます。
例えば、スマホが壊れて修理に1万円かかったときに、「あー、月々200円の保険入っとけばよかった」と思うかもしれません。そんなときはこう考えてみてください。生涯で保険に入るかどうか判断を迫られる機会はたくさんあります。
一個の事象で見ると損をしたように見えても、この先ずっと今回の基準に従って貯蓄に回しておけば、かなりの確率で期待値が50% - 70% の保険に加入するより得をしているはずです。こういう考え方をすると、少しはすっきりしませんか?
今回は保険に入ったほうがいいか判断する基準についてご説明しました。
「生活に支障がでる損失」は保険でカバーするということで、次回保険を検討するときに思い出してもらえればと思います。
だた、この生活に支障がでるかどうかは、その人の生活状況によるので、依然として判断は必要です。また、ここまで話しておいてなんですが、そもそも保険に入るかの判断基準はその人の考え次第というところもあります。
今回のように「基準がほしい」「判断を楽にしたい」「無駄を省きたい」のような考え方は、自分でとてもぼくらしいものだと思います(笑)
「私は一つ一つの保険を丁寧に検討したい」という方にとっては、それが正解なので、ぼくの話は無視してご自身の道をいってください!
このように人によって正解が変わるのが、保険の面白いところでもありますね。
今回のお話、少しはお役に立ちましたでしょうか。また次回、お会いできるのを楽しみにしています!
Take it easy 🫧
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