私が大切にしたい3つのキャリコンとしてのありかた

この記事を書いたステフ共同研究員について

ステフ（＠ramunenoai）

企業人事、キャリアコンサルタント、ラムネメンバーとして3つ仕事をもつスラッシャー。

（スラッシャーとは複数の肩書き、仕事を持つ人のことを指します）

人事として採用、教育、研修、評価、人事制度企画立案を担当してきました。また、企業内キャリコンとして、社員のキャリア相談、キャリア開発研修の企画登壇、フリーランスとしてはIT業界への転職を目指す若年層の転職支援、ご依頼いただいた方とのキャリア支援をおこなっています。ラムネでは経営層二人とスタートアップの創業期のメンバーとして活動中です。

そんなわたしですが、自らのライフテーマである「自分らしいライフキャリアの虹を描きのびやかに生きる大人を増やしたい」をかなえるため、キャリア×カフェ×アートのかけあわせで、キャリアをもっと身近に感じられるサービスを準備中です。夢は日本と海外の2拠点生活。本屋とカフェと美術館が好き。外向的に見られがちですが、ちょっとだけ人見知りでちょっぴり繊細なところもあります。

はじめに

こんにちは。ステフです。今回はラムネメンバーとしてのコラムではなく、ラムネと「共創」する共同研究員としてラムネラボでコラムを書く機会をいただきました。今回のコラムは「私が大切にしたい3つのキャリコンとしてのありかた」についてお伝えさせてください。

①「キャリア」という言葉のハードルを下げる

「キャリア」という言葉は依然として敷居の高い言葉として捉える人も多いのではないでしょうか。もともと「キャリア」という言葉はラテン語のcarrariaが語源となっており、馬車や荷車の車輪の通った後（わだち）を意味します。ということは、「キャリア」は一部の人だけの言葉でないということです。もうすでに皆さんの人生には、自分だけの轍（わだち）＝キャリアが存在しています。ちなみに現在では、小学生からキャリア教育も行われています。この先、「キャリア」という言葉は今まで以上に身近な言葉になると良いなと思いますし、前向きな言葉として浸透していくことを願っています。

私自身もこの1年でいくつかの転機を経験しました。キャリアコンサルタントとして、人生に転機はつきものだということ、転機には「予期していた転機」と「予期していなかった転機」、そして「期待していたことが起きなかった転機」があることは理解しています。しかし、理解をしていることと、うまく乗り越えられることは別次元であるとも感じました。そんなときに、友達や家族以外にも、人生で起こる様々な経験を前向きに捉え、その人らしい人生を描けるよう交通整理をしてくれる専門家が近くにいたらいいなと感じました。「専門家」というと少し緊張したり気負ってしまうので、できればカフェでおやつを食べながら、気軽にキャリアについて話せる人だったらさらに良い！と思いました。私は「キャリアコンサルタント」より、目指すところは、「キャリアについて話したいからステフと一緒にお茶でもしようかな」と思い出してもらえる存在になりたいです。気軽に相談できる存在でありながら、相談対応をする以上は「個人の人生に関わっている」という重要性を自覚し、私自身も自己研鑽を重ねていきます。

②ほっと一息ついて、「わたし」に還る時間を大切に

誰にでも日々の暮らしの中で、自分のなかに次々と湧いてくるやる気や前向きな気持ち、どれだけでもがんばれる時期と、それとは逆にとにかく動きたくない、ネガティブな気持ち、周りと比較して落ち込む、わけもなく不安な気持ちがずっと覆い尽くす時期もあります。きっとそれは自然なことなのだと思います。好きな飲みものやおやつをお供に、ほっと一息つける時間をもってみませんか。色んな役割からいったん離れて、「素のわたしに会いにいく」そんな時間を創り出すお手伝いをします。

③心の奥にある「本当はこうしたかったんだ」を見つけたい

「人はより成長しようという力を持っている」というアメリカの臨床心理学者のロジャーズ（カウンセリングの父）の「パーソン・センタード・アプローチ」の考え方に基づき、考え方や知識を押し付けるのではなく、相手の持っている元々の力を引き出し、時に助け合いながら一緒に進んでいく存在でありたいです。ですので、すぐに解決案や答えが欲しいという方には物足りないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、ご依頼の内容に応じてこの限りではありません。基本的には「答えはあなたの中にある」というスタンスを大切にしたいと考えています。

さいごに

そっと心の奥に閉まっていた「素の自分」のようなものに出会う。役割から離れた「わたし」は懐かしくて心地良い。役割のある「私」と素の「わたし」を行ったり来たりしながら、これからの日々が少しだけ彩り豊かになりますように。

現在は責任をもってご対応できる人数と決めているのですが、もう少しだけ枠を増やしてみようと思っています。こんなちょっとゆるめの（笑）キャリコンだったら気楽に話せそうと思われた方がいらっしゃったら、ご連絡をお待ちしています。

五島さん、青木さんこの度は素敵な機会をいただき、ありがとうございます。ラムネと一緒に共創することができてとてもうれしいです。