教えて青ちゃんシリーズ。「火」災保険になぜ「水」災補償がついているの?というあい研究室長の素朴な疑問に保険のプロの青ちゃんが回答します。
おとなりのデジタル保険屋さん「ラムネ」で働いているにも関わらず、保険リテラシーが限りなくゼロに近いラムネEA(エグゼクティブ アシスタント)のあいちゃんが保険のスペシャリストのCOO青木から保険について学ぶ様子をレポートにしました。あいちゃんと一緒に保険のことを勉強してみませんか。難しいと思われがちな保険の知識を分かりやすく学ぶことができるコラムです。
こんにちは!ラムネEAのあいです。前回のレポートでは下記についてみなさんと一緒に学びました。
今回のレポートでは、ハザードマップの後編ということで、ハザードマップを活用しながら、自分で火災保険の水災補償をつけるべきかどうか判断できるようになるtipsをご紹介したいと思います。今回も保険のスペシャリストであるラムネCOOの青木から学んできました。
今回のレポートを読むと得られること
今回も一緒に学んで行きましょう!それでは「教えて!青ちゃん」スタートです!
あい:青ちゃん、わたし前から不思議だなって思っていたことがあって。火災保険に水災補償が用意されていることが不思議に感じていたの。火と水?対局にあるものじゃない?って思って。
青:面白い視点だねー。保険屋にとって当たり前のことが、あいちゃんからすると不思議に思うんだねー。まずは、火災保険について正しく理解することから始めていこう。
あい:お願いします。
青:火災保険って聞くと火事のときの保険って思う人もいるかもしれないけれど、正しくは、
建物やその建物内にある物(家財など)を火災や、風水害(台風による風災や土砂災害なども該当する)の損害が出たときに補填する保険なんだよ。火災保険といいつつ、実際は「災害保険」というのが正しい理解ね。
あい:なるほどー。ってことは、津波も水災になるの?
青:(ニンマリ)ブブーーーー。違いまーす!よく勘違いされがちなんだけれど、津波は地震由来だから、火災保険ではなく地震保険に入っておかなくちゃいけないんだ!地震保険については次のコラムで取り上げようとおもうからそれで勉強してね!
あい:はい!勉強します!海の近くに住んでるから津波が心配なわたしにとって、地震保険に入る必要があるかどうかという判断ができるようになるね。
青:火災保険に話題を戻すけど、保険会社によって基本補償は異なるけど、自分が入っている火災保険にどんな補償が付帯されているのかきちんと確認してみてね。
あい:火災保険に水災が「選択可能」とあるけれど、選ばないという選択肢もあるの?
青:もちろんあるよ。自分の家が水災をつけなくても良いと判断するいくつかの条件を教えるね。
まず、ハザードマップに自分の住所を入れて水災リスクを確認するよ!
あい:わたしの自宅の住所を入れてみたんだけど、水災のリスクは少ない場所みたい。でも海が近いから、津波が、あ!そうだ、津波は水災には入っていないんだった。ということはわたしの場合は水災をつけなくても大丈夫そう。マンションの3階だし。
青:だね。住んでいる地域が水災のリスクがあるとハザードマップに出ていたとしても、マンションの2階以上に住んでいる場合は、水災をつける必要はないという判断ができる。水災で建物や家財に被害が及んだ場合、保険金が支払われるには条件があるから、それも把握した上で、水災をつけるかどうかという判断をした方がいいね。
あい:ちなみに、わたしの実家。ハザードマップで「最悪の場合、洪水による浸水が発生してその深さが50センチメートルから3メートルになることが予想されています。これは床上浸水に相当する深さです。」と出ているの。こういう場合は、絶対に水災補償もつけるべきかな?
青:それも、さっき少し触れた保険金が支払われるには条件があるっていうところにつながってくるんだけど、保険会社はこんな条件を設けているところが多いんだよ。
「床上浸水もしくは地盤面より45cmを超える浸水、もしくは再調達価額の30%以上の損害が発生した場合」を保険金の支払い基準としている。
何を意味しているかというと、いずれの損保会社も、床下浸水の場合は保険金が下りないということね。床下浸水の場合でも被害がないわけではないけど、水災補償では床下浸水での被害は補償されないという点を覚えておくと良いと思う。
あい:いま青ちゃんが教えてくれた内容を踏まえて、水災補償をつけるべきかどうか判断できるね。
青:その通り。とはいえ、何でもかんでも外していいと言ってるわけじゃないからね。最近は台風やゲリラ豪雨も多発しているから、水災のリスクも上がっている。だから自分の住む場所をハザードマップで調べて、実際に近所を歩いて危険と思われる場所や昔から住んでいる人にこの土地のことについて聞いてみるということも有益だよ。長い間その地に住んでいる人は、どんなリスクがあるのか知っているからハザードマップにはない情報を持っているからね。
あい:はい!今日も勉強になりました。ありがとうございました。
火災保険に水災補償をつけるべきか、自分で判断できるようになるためには、
①ハザードマップで住む場所の土地の水災リスクを知る、近所の人からその土地の情報を得る
②自分が入っている、入ろうとしている火災保険の水災補償の詳細を確認する
③水災には支払い条件が3つあることを理解する
④床下浸水は補償はおりない
これらを知っておくことが必要です。
保険の勉強を始めて感じたことは、どんな保険を選ぶ時も人任せにせず、自分ごととして向き合うことが大切だということです。それでも、「自分で選ぶ」ことに自信が持てなかったり、専門家の意見も参考にしたい!と思うこともあるかと思います。そんなときはいつでもラムネにご相談ください。私たちは皆さんにとって「困った時はいつでも声をかけられる、お隣さんのような保険屋さん。」でありたいと願っています。
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